関西自然に親しむ風景100選 69番
「世界遺産と自然が融合した風景」
 奈良公園とその周辺 (ならこうえんとそのしゅうへん)
 主な見どころ 自然景観 歴史遺産 伝統文化 暮らしの風景 環境保全
所在地 奈良県奈良市登大路町他
問合せ 奈良県観光課(TEL 0742-22-1101)
 URL: http://www.pref.nara.jp/narakoen/
奈良公園管理事務所(TEL 0742-22-0375)
奈良市観光協会(TEL 0742-27-8866)
交通 奈良公園
@近畿日本鉄道奈良線奈良駅から東へ徒歩5分
AJR関西本線(大和路線)奈良駅から奈良交通バス奈良県庁前下車、又は東へ徒歩15分

四季折々訪れるたびに違う表情を見せる広大な公園
 世界遺産の数々を間近に鑑賞
散策からハイキングまで自然を十二分に堪能
奈良公園
奈良公園

【名勝奈良公園】
 東西4km、南北2kmに及ぶ奈良公園は東大寺、興福寺、春日大社など悠久の歴史を語る古社寺やひろびろとした自然、昔からある町の風景が溶け合っている公園です。人懐こい鹿が芝生で遊び、たくさんの木々が四季折々の表情を見せ、のんびりと散策を楽しむことができます。
【世界遺産】
 この地域には、平成10年に世界遺産に登録された「古都奈良の文化財」のうち、東大寺・興福寺・春日大社・元興寺が所在します。東大寺大仏殿・興福寺五重塔をはじめとする仏教建築や朱塗りの神社建築など、日本が世界に誇る文化遺産の魅力を満喫できます。
【若草山】
 標高342メートルの頂上からは興福寺の五重塔や大仏殿等も見える奈良盆地を一望することができます。毎年1月には「山焼き」が行われ、古都の風物詩となっています。
【春日山原始林】
 御蓋山とともに春日大社の神山として、1000年以上にもわたって狩猟と伐採が禁止されてきました。原生的状態を維持する貴重な照葉樹林としてだけでなく、自然の中に神の存在を感じる日本人の伝統的な自然観によって守られてきたことにも大切な価値があります。

自然景観  春日大社の社殿周辺から御蓋山、春日山にかけては、一体の聖域とされ、うっそうとした森が連続しています。その自然と社殿が一体となった文化的景観は、自然に対する日本人の原始的な信仰と深く結びついて、今日まで伝えられてきました。
歴史遺産  平成10年に八資産(東大寺・興福寺・春日大社・春日山原始林・元興寺・薬師寺・唐招提寺・平城宮跡)が世界遺産に登録されています。
伝統文化  若草山焼き、東大寺のお水取り、薪御能、采女祭、春日若宮おん祭
暮らしの風景  興福寺や東大寺などの門前にできた「郷」と呼ばれるまちが発達してできたならまちは、江戸時代はじめまでは産業と文化の町としてにぎわいました。その後建てられた格子のある町屋や商家の並ぶ町なみは、もとは平城京の外京にあたり、当時の道路や地割が街路として使われています。また、伝統的な産業や行事などが歴史的・文化遺産として受け継がれています。
環境保全  歴史的文化遺産及びその周辺において、生活環境の保全を目的とした、「奈良市アイドリング・ストップに関する条例」を施行し、アイドリング・ストップ促進重点区域での、不必要なアイドリングを禁止しています。

 近くの見どころ   名産 
【ならまち】
 南都七大寺のひとつ元興寺の門前町として発展した「ならまち」は興福寺南側一帯にあり、奈良で一番古い町です。昔ながらのなら格子の民家が建ち並び、江戸後期から明治時代にかけての町民文化の面影をたたえた懐かしい町並みを見ることができます。
【奈良市写真美術館】
 半世紀にわたり、奈良を撮り続けた写真家・入江泰吉の作品約8万点を収蔵展示しています。大和路の美しい風景、社寺、仏像、万葉の花など四季折々にテーマを変え、さまざまな奈良の表情を見ることができます。
(問合せ:TEL 0742-22-9811)
【依水園】
 東大寺境内に隣接する池泉回遊式の大規模な日本庭園で国の名勝に指定されています。若草山や春日山を借景とした鑑賞庭園です。依水園南に隣接する吉城園は杉苔の美しい庭園や紅葉で有名です。
【奈良国立博物館】
 日本で唯一の仏教美術専門の国立博物館です。秋の正倉院展は有名ですが、常設展でも仏教美術を中心に彫刻、絵画、工芸などの名品が多数あり、普段間近で見ることができない仏像を美術品として鑑賞することができます。
(問合せ:TEL 0742-22-7771)
【白毫寺(びゃくごうじ)】
 新薬師寺の南1kmほどの高円山西麓に真言律宗の白毫寺があり、南都が一望できます。境内には奈良の三名椿の一つ五色椿が植えられ美しい花を咲かせます。
(問合せ:TEL 0742-26-3392)
【般若寺】
 奈良県庁前を北に佐保川を過ぎた辺りにある般若寺は、飛鳥時代に高句麗僧慧潅により開かれたという真言律宗の古刹で、楼門は鎌倉時代の作で国宝、境内にそそり立つ重文の十三重の石塔は見応えがあります。別名コスモスの寺として知られ、境内一杯の可憐な花を見に多くの人が訪れます。
(問合せ:TEL 0742-22-6287)
【奈良墨】
 鎌倉時代に興福寺の僧が灯明の煤を集めて作ったのが今日の奈良墨のもとといわれています。今でも昔と変わらぬ製法により手作りしています。
【奈良筆】
 弘法大師空海が唐より持ち帰ったものとされています。
【大和茶】
 これも空海が茶種と製法を伝えたのが始まりとされ、優れた品質と種類の多さで高い生産量を誇っています。
【奈良漬】
 奈良時代に瓜を酒粕に漬けたという記録が残っています。慶長年間、医師の糸屋宗仙が白瓜を酒粕に漬けて売り出しました。

依水園
依水園
奈良国立博物館
奈良国立博物館
ならまち
ならまち
● エコおじさんのひとくちコメント ●
御蓋山(みかさやま)は、太古から霊山で春日大社の聖域として保護され森の手入れ以外現在も立ち入り禁止であるお蔭で、貴重な動植物鳥類昆虫などが多数生息しています。御蓋山の周囲にある春日山原始林に約10kmの周遊歩道があり、そこから人里近くの雄大な原始林が見られます。
エコおじさん

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