関西自然に親しむ風景100選 82番
「銀色にたなびくススキの穂波」
 曽爾高原 (そにこうげん)
 主な見どころ 自然景観 歴史遺産 伝統文化 暮らしの風景 環境保全
所在地 奈良県宇陀郡曽爾村太良路
問合せ 曽爾村役場(TEL 0745-94-2101)
  URL: http://www.vill.soni.nara.jp/
曽爾村観光振興公社(TEL 0745-96-2888)
国立曽爾少年自然の家(TEL 0745-96-2121)
  URL: http://soni.niye.go.jp
 
交通 【公共交通機関利用】
近畿日本鉄道大阪線名張駅東口から三重交通バスつつじが丘行き4分夏見にて山粕西行きに乗換え約40分 太良路又は葛(かずら)下車 東海自然歩道沿いに徒歩約50分 (土日祝には曽爾高原行きが出ていますのでバス会社にご確認ください)
【車利用】
名阪国道針ICから国道369号線約45分

一面に広がる銀色の大草原
ススキは9月中旬から11月中旬が見頃
曽爾高原
曽爾高原

 曽爾高原は、国定公園内にあり、奈良県と三重県の県境倶留尊(くろそ)山(1,038m)と亀山(849m)間の西斜面に広がるススキの高原。海抜750m、広さは約38haあり、中央に瓢箪型のお亀池があります。
 曽爾高原は、東海自然歩道が通り、目立った樹木が無いのでハイキングルートは歩きやすく見晴らしがとても良いので亀山に登ると西側に谷の向こうの山々が見渡せ、春は新緑の草原、夏はキャンプ、秋はススキの原と一年中賑わっています。また早春にはススキの山焼きが行われます。お亀池は殆ど湿原化しておりモウセンゴケ、ウメバチソウなどが見られます。家族向けハイキングコースは、葛バス停から東海自然歩道を歩き50分で曽爾高原、亀山峠まで15分、下りはお亀池を経由し、途中曽爾高原ファームガーデンに寄り一休み、太良路バス停まで30分のコースです。
 曽爾高原北部に隣接している「国立曽爾少年自然の家」は、少年教育施設で、幼児から高齢者まで研修、合宿、野外活動など気軽に利用することが出来ます。
 曽爾高原の西側を流れる曽爾川には紅葉の素晴らしい香落渓(かおちだに)があり、曽爾川の西の山は室生火山群に属し奇岩が多く、高さ200mの柱状節理の岸壁が1.5km続く屏風岩、鎧姿の鎧岳、兜のような兜岳が連なりいずれも国の天然記念物に指定されています。

自然景観  曽爾高原の一番美しい時期は秋で、一面ススキに覆われ、ススキが風に揺れるさまは銀色の波の海を思わせる幻想的な景観が見られます。早春には山焼きが行われ新芽のふき出す頃には緑色の絨毯を敷き詰めたようになり壮観な姿を見せてくれます。
伝統文化  地元の人達によるススキの原の山焼きは、ススキを守るためにススキ以外を駆除するもので、春になると新しい芽が出てきます。
環境保全  地元ではススキの草原を維持するためにハギの抜根、フジや小木の刈り取りなど行っています。

 自然体験施設   近くの見どころ   名産 
【国立曽爾少年自然の家】
 体験学習や宿泊活動を通じて自然の大切さを学び、豊かでたくましい心と体を育むための施設です。ハイキング、フィールドアスレチック、オリエンテーリング、クラフト、野外炊飯、天体観測など。
 誰でも利用できますので問い合わせ下さい。
(問合せ:TEL 0745-96-2121)
http://www.syonen.go.jp/jpn/shisetsu
/soni/101.html
【香落渓(かおちだに)】
 曽爾川(青連寺川)の三重県境付近の渓谷で室生火山群による岸壁、奇岩と紅葉が見ものです。
【済浄坊(さいじょうぼう)渓谷】
 国の天然記念物兜岳の麓、済浄坊渓谷は、やまとの水百選に選定されている済浄坊の滝、長走りの滝など滝が連なっています。東海自然歩道が通っており、紅葉の時期には色とりどりの景色を楽しませてくれます。
【ふるさと便】
 曽爾村ふるさと会員になると曽爾村で作られた旬の野菜、農産加工品を自宅まで届けていただけます。(ほうれん草、山ぶき、トマト、そうめん、新米、柿、味噌、大根など)
(問合せ:TEL 0745-94-2101)
【曽爾高原ビール】
 曽爾高原の入り口にたたずむ曽爾高原ファームガーデンで曽爾高原の天然水を使い、またビールの本場ドイツのブルマイスター直伝の製法で仕込む曽爾高原ビールを醸造販売しています。現在桑のみを使った発泡酒を含む6種類の醸造をしており、いろいろな味を楽しむことができます。

香落渓
香落渓
済浄坊の滝
済浄坊の滝
● エコおじさんのひとくちコメント ●
かつて、かやを採るためのススキの原も植林の話が出た時に村が頑張りススキの原を守ったそうです。いまも地元の人達によって春先に枯れ草の山焼き、萩や藤の刈り取りなどの管理を行っています。美しいススキの高原も普段の手入が必要です。
エコおじさん

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