関西自然に親しむ風景100選 96番
「沼に浮かんだ不思議な島」
 浮島の森 (うきじまのもり)
 主な見どころ 自然景観 歴史遺産 伝統文化 暮らしの風景 環境保全
所在地 和歌山県新宮市浮島
問合せ 新宮市観光協会(TEL 0735-22-2840)(JR新宮駅構内)
  URL: http://www.rifnet.or.jp/~shingu/index.html
交通 【公共交通機関利用】
JR紀勢本線(きのくに線)新宮駅から徒歩10分

国指定の天然記念物。森全体が沼に浮き、珍しい植生形態をもつ。
浮島の森
浮島の森
浮島の森
浮島の森

【浮島の森】
 新宮市の中心部に位置する沼に浮かんだ島であり、島内には約130種の植物が生い茂っています。温暖な地方にありながら、北方系と南方系の植物が混成しており、植物分布学上も貴重なものとして、国の天然記念物に指定されています。
 島内には、観察用の通路が整備され、地元のボランティアの案内もあり、市内の中心部にあって気軽に植物観察ができます。
 [入場料] 大人100円、子ども50円

自然景観  沼に島が浮かぶという形態のみならず、植生上も貴重な自然を残しています。
伝統文化  昔、おいのという少女が浮島の森に棲む大蛇に飲み込まれ、蛇の穴に引き込まれてしまったという伝説が残され、雨月物語にも取り入れられています。
暮らしの風景  周辺の宅地の進行による生活排水の流入、地下水の低下等により、沼の水質悪化が見られましたが、導水工事や井戸水・河川水の注水等の実施により、再生を図っています。
環境保全  浮島の森の歴史や植物についての説明を地元のボランティアが行っており、環境学習の場として活用されています。

 自然体験施設   近くの見どころ   名産 
【桑ノ木の滝】
 日本の滝100選に選ばれた桑ノ木の滝は清流高田川の支流にある高さ約21m、幅約8mの滝。滝までの道はゆるやかな林道でハイキングにも最適です。(新宮市HPより)
【徐福公園】
 始皇帝の命を受け不老不死の霊薬を求めた徐福が渡来したという伝説があり、徐福のものと言われる墓を中心に中国風の公園として整備されています。
【佐藤春夫記念館】
 大正中期から昭和30年代にかけて活躍した日本の代表的文学者・佐藤春夫の記念館。東京都文京区にあった彼の自宅をふるさとの新宮に移築したもので、館内は自筆原稿や愛用品が数多く展示されています。
【徐福茶・徐福の精】
 徐福が求めた“不老不死”の霊薬といわれる「天台烏薬」を使った新宮市オリジナル商品。
【めはりずし、さんまずし】
 文豪佐藤春夫が故郷で一番美味しいものは一に“めはり”二に“さんま”と堂々と語ったと言われています。

● エコおじさんのひとくちコメント ●
浮島は市街地の中にあるため、沼には生活廃水が流入したりして水質が極端に悪化しました。そこで、熊野川の水を流入させたり、井戸水を注入するなどの対策を講じた結果、最近沼の水質は改善されました。市街地における緑地の確保、水質改善などの参考になりそうです。
エコおじさん

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